2017年3月24日金曜日

愛すべき椿油、そして日々のこと

わたしはオイルが大好き、用途や身体の部位、体調や季節に応じて数種類のオイルを使い分けていて、セルフケアに欠かせません。

高価な化粧品をいくつも揃えるより、保湿力、抗酸化力の高い植物オイルが1本あるだけで充分です。

わたしの肌質に一番合っているのが、昔から日本で使われてきた「椿油」です。



奥は大島椿、手前は京都祇園のかづら清老舗のもの、もちろん溶剤抽出ではなく、昔ながらの圧搾法で製油された純粋つばき油です。

成分の9割近くが、人の皮脂成分に近い「オレイン酸」で、高い保湿力で髪や肌を保護してくれます。椿油はお相撲さんの鬢付け油のイメージがあるかもしれませんが、匂いはほとんどなく、わたしは主にスキンケアに使っていて、肌の柔軟性と弾力が増したように感じます。どのオイルもそうですが、使う量はほんの少しで大丈夫、この椿油1本で半年〜一年位は使えますし、酸化しにくい油なので2年位は保存できます。

昔、祖父母の家に椿の木があって、美しい花が咲いてそのままぽとっと地面に落ちたのを拾い集めて遊んだり、秋には硬い茶褐色の椿の実を集めて大切にしまっておいたりしました。(椿油は、この種子から抽出されます。)
椿油はそんな懐かしい気持ちも思い出させてくれます。

わたしの子供の頃はゲームやオモチャなんかより、自然が遊び相手で、何にもないけど全く退屈することはなかったし、大きな空や雲や樹木など自然にあるものに、心と情緒を育ててもらったと思います。
振り返ると、季節の移り変わりを身体で感じていたその頃がとても大切な時間でした。



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住み慣れた阿佐ヶ谷での暮らしもあとわずか。今日は近くに住むお友達と百瀬食堂さんで健康ランチをしてきました。
わたしはずっと中央線で暮らしてきて、このなんとも緩〜い感じが大好きでした。友達が、また別の友達を連れてきて、そのみんなでまた別の知り合いのお店に行って、いつの間にか大勢で朝まで遊んで、なんてことも多くって本当に楽しかった。人のつながりは何よりの宝ものです。